広告物の「制作の流れ」と「制作過程」

みなさん、こんにちわ。

はたまたこんばんわ。

広告屋「うさつばめ」です。

今回のお話は


「広告制作の流れ」と

「制作過程」です。


私、うさつばめ目線(制作会社目線)での

記事ですので個人的主観や間違いもあるかと思いますが、御容赦ください。


↓興味のある方は【続きを読む】からどうぞ↓

 

 

 






広告制作の大まかな流れ

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はい!ざっくりですね!ごめんなさい。

でも、ほんとにこんな感じなんです。

うさつばめはオレンジ色の「制作会社」にあたります。

お客さんが制作会社を知っていたり、知り合いにデザイナーがいれば

直接頼むことができます。

では、青色の「広告代理店」とはなんぞや?

次の項目で説明していきます。




「広告代理店」って?

広告代理店とはカンタンに言うと「仲介業者」です。

有名どころで言うと「電◯」や「博◯堂」といった会社になります。

もちろん株式化した大企業もあれば個人でやっている中小まで幅広いですが、

やっていることは規模を除くと大体一緒です。


こういった会社が何をやっているかというと。。。



広告を作りたい「お客さん(広告掲載者)」と「制作会社」、


「広告媒体(新聞社やテレビ・ラジオなど広告を掲載する会社)」を

繋ぐ役割をしています。


その役割を詳しく次の項で説明していきます。



代理店の役割

例えば、皆さんがお店を開くとして

お店の看板、オープンチラシ、ホームページ等を作るとき

誰に頼みますか?

知り合いにいれば、その人に頼みますよね?

じゃあ知り合いがいない場合は?



そういった時に活躍するのが「代理店」なんです。


例えて言うならお家を買ったり、借りたい時に行く「不動産屋」と一緒です。


「お客さん」と「制作会社」などの橋渡し的な役割をになうのが「代理店」なわけです。


この「代理店」、「お客さん」にも「制作会社」にも

様々なメリット、デメリットがあるのでそちらのほうも説明していきます。


代理店を使うメリット【お客側】

 

一番のメリットは


「お任せ」
ができることです。


どんなものを作りたいかイメージを伝えればあとは代理店がやってくれます。
基本的には。。。

制作会社、媒体(新聞、雑誌、テレビ・ラジオCMなど)等を

予算、納期に合わせて探してくれます。
(※もちろんその分の手間賃も予算に含まれます。不動産屋で言う「仲介手数料」のようなものですね。)


これ、自分でやると中々大変なんですよね。

お店のオープン準備で忙しいのに全て自分でやるのは時間的にも体力的にも無理です。

 

 

 


二番目のメリットは「原稿や修正の確認モレが少ない」ことです。

 

これは「お客側」だけでなく「制作側」にもメリットになりますが


代理店を挟むと実際に制作に入った時に

 

文章や日付など、デザイン物に入る情報の確認が

 

「制作会社」「代理店」「お客様」の

 

「三段階確認」になります。

 

これによって間違いや確認ミスを少なくすることができるのです。

 


一社入るだけで全然違います。


言ってみれば「第三者的目線」が入ることで客観的にデザイン物を

 

みることができるんです。








三番目のメリットは「信頼できる」ことです。



こういう言い方をすると誤解を生むかもしれませんが、

多くの広告制作会社(デザイン事務所等)は



基本的には私服勤務です。

もっと言えばヒゲや染髪もOKな会社もあります。




私、うさつばめも私服で仕事しております。



一方、代理店の営業の方は



皆さん、きちんとスーツを着ています。




「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんが

結構大事なことなんですよ。


新しくお店をオープンする時、何もかも初めてで不安ですよね?




そんな時に私服でヒゲ生やしたデザイナーが来たらどうですか?




不安ですよね?笑




見た目は大事なんです。

「電◯」や「博◯堂」などの大企業はもちろん「ブランド力」があるので

信頼できますね。

そういった面もあるのですが、

意外と服装といった些細な部分でも信頼感というのは違うものです。






代理店を使うメリット【制作側】


私、うさつばめ含む、制作側のメリットもあります。

まず1番のメリットは「制作がしやすい」ことです。

なぜかというと代理店には「クリエイティブ」という部署があり、

アートディレクターや制作といった実務を行う方がいます。



「アートディレクター」
とは、ざっ〜くり言うと


「制作」の全てを取り仕切る役割を持っています。

「どんなイメージで作るか」

「どんな写真を使うか」

「どんな媒体を使うか」

 「どれくらいの大きさの看板広告を作るか」

 

などといったことを決める仕事です。
(本来はもっとたくさんのことを考えなければならない大変な仕事です。)

ですので、

代理店から制作会社に仕事の依頼が来る段階である程度のことが決まっています。

これは私たちの立場からすると

作業が楽になるので

ひじょ〜にありがたいのです!!

もうひとつメリットがあります。

 

それは.....





完成した広告物に間違いが発覚した場合





お客さんから直接怒られることがない

 

 




おっと、間違った笑




「お客側」二番目のメリットに挙げた「確認モレが少ない」に起因するのですが

 

代理店を挟んだ場合、代理店もデザイン物の確認作業をします。

 

ですのでミスがあった場合「責任」が代理店側にもあるわけです。




ようするに。

 

 

 

制作会社の負う責任が半分になる。




ということです。




少し詳しく書くと。制作の過程の確認作業は



制作会社 ⇆ 代理店 ⇆ お客様

という構図になるので間違いの「責任」が制作会社と代理店、どちらにもあるわけです。
ただし、お客さんと直接やりとりをしているのは代理店・・・


そのため、お客様から直接怒られるのは代理店の営業さん....

ということになってしまうわけです。




ほんと。。。





いつも有難うございます!!!!!



ちなみに代理店を挟まない場合は

私たち制作会社に100%責任があります。


もちろん直接怒られます。ハイ。









ここからは実際に「制作」をする場合の制作過程を書いていきたいと思います。


一番最初にすること


広告代理店や制作会社に依頼をした場合、

大抵はまず「打ち合わせ」をします。

「なに」
「どんな風」「どれくらい」作りたいのか

 

なるべく具体的に話します。

 

もちろん代理店の営業さんや私たち制作側も


お客様のイメージが湧きやすいように

 

色々提案します。

 

実際にサンプルを見せて「こんな感じですか?」とか

 

お客様の好きなものや雰囲気を聞き出したりとか。

 



私たち制作は「打ち合わせ」のことをヒアリング」とも言います。

 

言葉通りお客様のイメージを「聞く」のです。


「聞く」ためには引き出さなければならないので

 

中々に話術のいる工程です。


 

制作を開始する前に


「打ち合わせ」が終わり、制作の方向性が決まったら


「見積もり」
を出します。

 

作る物のボリュームや内容に合わせて


適正な価格を出して行くわけです。


看板や実際に印刷されたチラシなどの

目に見える「モノ」は金額が出しやすいのですが



難しいのが「デザイン費」

 

 

 

これは本当に製作者泣かせなんですよね〜

 

なぜかって?.....


「デザインのアイデアやそれをひねり出す時間、

 

「デザインデータを制作する時間」

 



目に見えないからですよっ!!

 

 

 

 

 

 

さらに言えば

 

 

 



デザイン費に「相場」というものはないんですっ!!!!!

 

 




お店に売っているものには値段がついてますよね?

 

タバコだったら440円とか〜

 

缶ジュースなら130円とか〜

 

 

 

・・・・・・・

 

 

 

 

デザインはお店に売ってないんです!!

 

 


相場が分かりづらいんですよねー

 

 

なので、各制作会社ごとに「基本」の金額が決められています。

 

 

A4サイズの片面チラシなら20,000円〜とか

(デザイン費のみ、印刷費や写真撮影費は別、

私の住む地域は高くても大体これくらい)

 

 

「高っ!!」と思われたでしょうね〜

 

 

私も駆け出しのころはそう思ってました。

 

「デザイナーって儲かるんだなぁ」と

 

でもね。。。

 

実際に仕事をしてるとそうでもないんですよ。。。

 

まぁそのへんもおいおい語っていきますので。

 

とりあえず今は本筋に戻ります。






この基本の金額を元に「盛り込む情報量」「作業時間」

 

 

「写真撮影の費用」などを考慮して

 

 

制作費の見積もりを出します。

 

 

ですので、「打ち合わせ」をするまでは具体的に「いくら」とは言いづらいんです。

 

 

もし、皆さんが広告物を頼む際にはしっかり打ち合わせをして見積もりをもらってくださいね。

 

 

「あぁ、大丈夫〜なんでもいいから進めて〜」なんて言ってると

 

 

請求書が来た時に目ん玉飛び出ますよ。笑





逆を言えば、お客がしっかりと作りたいものを決めて

 

制作会社の負担を減らしてくれれば

 

もっと安くすることもできるわけです。

(こういうこと書くと「それがお前らの仕事だろうが」と言われそうですが。)

 

 


おっと、また話が逸れました。

 

とまぁ提出した「見積もり」がOKなら

 

 

実際に制作に入ります。

 

 








次はいよいよ「校正・修正」の話ですぜっ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

とこのままサクッと進めたい所なのですが、、、、

 

 

 

 

 


長くなってしまったので今日はこの辺で!






あんまり長いと読む気も失せますからね。笑

 

すみません。。。

 

なるべく早く更新しますのでお楽しみに!

 



それでは皆さん。


良い一日を!